2012年3月3日土曜日

「とのはらdeサロン」開催 パート2


(パート1からの続き)
「とのはらdeサロン」の午前の部、
塔原散策も終了し、いよいよ昼食タイム。
会場に戻るとすでに料理の準備ができている様子です。


NOAHの理事さんの佐藤様から今日の昼食の説明などがあり、
いよいよお待ちかねの昼食です。




メニューは塔原の野菜を中心としたお鍋。
お腹もこころもほかほかになる素朴でありながら、美味しい味でした。


と思ったら、今度は先ほどのお鍋がカレーに変身。
口当たりが変わり、皆さんのお腹をどんどんと満たしていきます。

実はこのカレーにはお楽しみがあり、
具材のつみれの中に「当たり」のこんにゃくが入っていた人にプレゼントが!


こちらが当選された皆様。おめでとうございます。
ちなみに景品は大阪愛農みかんジュース(900ml)がプレゼントされました。


食事の後のお飲み物として、温かい「ニンジンしょうがジュース」を用意。
ほっこりする味と温かさで、大人気。


このにんじんジュースのレシピを教えて欲しいという方が
たくさんいらっしゃったため、キッチンスタジオTsumugi さんから
作り方をご説明いただきました。

そしていよいよクリエイティブサロンin塔原の開催です。


まずは大阪市立大学の研究員、上野信子様から
このクリエイティブサロンの説明の後、
実際にいろんな方にお話を伺うことに。


弊社を代表してむらかみさんが塔原の現状や
有機農業への取り組みなどを説明。


話の中で、新規就農者にとって有機農業を目指すことは
とてもハードルが高く、また販路の問題などもあり、
有機農法をあきらめざるを得ないという現実があることが話題に。



塔原生産者の堀田直子さんも同じ壁に当たった経験があり、
就農当初の2、3年はネガティブになっていた時期もあったそうです。
しかし、いろんなところ顔を出し、販路だけでなく、
いろんなネットワークを確立し、打破されたという経験を語っていただきました。

色々とアドバイスを頂きましたが、直子さんの意見として
「新しい志が消えていく事が一番悲しい」という言葉が一番印象的でした。


同じく塔原生産者の藤原智子さんからもいろいろとアドバイスを頂きました。
その中でも「間違いのない野菜を作れば、売れることは確か」と
自身の経験に基づいた力強い言葉が。
自分の作る野菜に自信を持つことが大事だというメッセージでした。

この後もカフェ経営者、IT・WEBに精通していらっしゃる方、能勢町で農業を営む方、
地元・岸和田で安心安全な食べ物を広める活動をしていらっしゃる方、
情報を発信するマスコミ関係の方、食や農に関する情報を発信するNPOの方、
そして消費者の立場である愛農NOAH会員、などなど
いろんな立場から塔原の現状とこれからについて、たくさんの意見交流が行われ、
数々のキーワードが生まれました。


その中でも一番印象に残ったのは、今日の料理を担当していただいた
キッチンスタジオTsumugi の宮浦さんのお話でした。

宮浦さんは幼少時代、塔原のような農村で過ごしたため、
田舎での野菜の味や畑の風景が記憶に残っていることもあり、
塔原の野菜を食べた時に「昔に食べた野菜の味」を思い出したそうです。

そんな自分の体験から、塔原の新鮮で安全な野菜の味や
塔原の畑の風景などを、今の子供たちの記憶に残るような取り組みを
してみてはどうでしょうか、という提案でした。

これまではどうしても「市場開拓」や「情報発信」といった
現在を取り巻く環境に対してどう対応するのか?という点にばかり
目を向けていましたが、この宮浦さんの言葉は深い意味を持つ言葉だとと
感じました。


 

最後は塔原を代表して生産者であり、NOAH理事長でもある
堀田新吾さんの締めの言葉で終了。

これまでの塔原セミナーとは違い、
有機の里「塔原」を軸に、いろんな多くの方々との交流、意見交換の場として
とても有意義なイベントになったと感じました。

今回の意見を参考に、これからの塔原をどのようにしていくのかを
考えていきます。

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大阪愛農食品センターでは岸和田市塔原はもちろん、
地元関西の有機野菜をはじめ、無農薬の野菜・果物を
取り扱っております。宅配で日本全国にお届けも可能です。
よければ一度ご購入をご検討下さい。

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