2012年3月17日土曜日

ケニア紅茶の美味しい飲み方講座in愛農人

神戸のオーガニックレストラン「愛農人」さんで
ケニア紅茶のイベントが開催されました。



今回のイベントは「ケニア紅茶の美味しい飲み方講座」ということで
ケニア紅茶を日本へ輸出しているケニア交友会の
富塚比咲子さんをお招きして、お話をお伺いしました。


まずは知っているようで知らない「ケニア」とケニア紅茶の話。

富塚さんは長年ケニアに在住していたこともあり、
現地の様子やケニア紅茶の栽培畑などを直接見ているので、
紅茶に関する詳しいお話を詳しくお話頂きました。

ケニア紅茶の畑は標高1500m以上のケニア山の麓にあり、
赤道直下にもかかわらず、標高の高さから気温もそんなに高くなく、
世界でも有数の紅茶の栽培に適した気候の地域だそうです。

また畑は、諸外国でよく見られるオーナーによるプランテーション式の運営ではなく
約5000軒もの農家さんがそれぞれ少しずつの面積の茶畑を所有しており、
そこで栽培された茶葉をみんなで出資している集荷場(元々は国営だった)に集めて、
そこから世界各国に販売されるそうです。


また、ケニア紅茶の売上げは直接現地の方の収入となるだけでなく、
収益の一部はケニアの未来のために、地域の小学校へと寄付をされるそうです。

こういった活動を通じて、ケニア紅茶を多く販売することによって
ケニアの経済や地域、教育の発展への一役を担っているのです。

◆◇◆◇   ◆◇◆◇   ◆◇◆◇

そしてみなさんお待ちかねの
ケニア紅茶の美味しい飲み方を説明することに。

ケニア紅茶は程よい風味とミルクとの相性がよいため
現地ではよくチャイとして入れられることが多いそうです。

今回は普通のチャイではなく、
現地の方も大好きなスパイスティーを作る事に。
ちなみにスパイス(香辛料)は富塚さんが
実際に良く使うマーケットから購入されたものです。


お鍋にお湯を張り、
そこにスパイス(シナモンとカルダモン、生姜のスライス)を入れ、
香りが引き立つように煮立たせます。
※今回はより味を引き立てるため、生姜を摩り下ろしました。

お湯が沸騰したら一旦火を止めて、ケニア紅茶の茶葉を入れます。
ケニア紅茶の茶葉は小さな粒粒ですが、少しの量でもたっぷりと出ます。
しかし、美味しさを楽しみたいなら多い目の量が良いそうです。


茶葉を入れた後、蓋をして約4分間待ちます。
4分間待った後、お好みで砂糖などを加えた後、
たっぷりの牛乳を入れて、再び火に掛け、かき混ぜると完成!


こちらができたてケニア紅茶のスパイスティー。
ミルクのコクとスパイスの香りや味が程よくマッチ。
飲む前は、生姜を摩り下ろしたので、生姜の香りが強く感じるのでは?
と少々思いましたが、実際はちょうど良い滑らかな口当たりで、
とても美味しかったです。


ちなみにこちらがオーガニックのオレンジシフォンケーキ。
添えているクリームは愛農人さんお手製の豆腐のクリーム。
これがまたケーキに良く合います!



紅茶とデザートを囲んでのだんらんタイム。
みんなで淹れたてのケニア紅茶を味わいながら、
富塚さんにいろんな質問を投げかけます。


今回のナビゲーターである富塚さんですが、
ふとしたきっかけでケニアに興味を持ち、ケニアのために働きたい!という
熱い思いが高まって、ケニア大使館に履歴書を送ったそうです。
しかし待てど暮らせで全く連絡がこないため半ば諦めていたそうですが、
履歴書を送った3年後に、大使館からお仕事の話が届いたそうです。

なんとまあ、気の長い話なんでしょうか。

しかし、その時に頂いた仕事が通訳。
英語が苦手だった富塚さんは出来ないと思い、断ろうとしましたが
当時のスタッフ方に「ケニアが大好きだったら大丈夫!」と
強いプッシュもあって、ケニア大使館で数々の仕事を経て、
ケニア紅茶を取り扱う現在に至るそうです。


他にも面白いエピソードお伺いしたいしましたが、今回はここまで。
ケニア紅茶を飲むときに、今日のお話などを思い出していただければ幸いです。

また愛農人では今後もコラボイベントを企画していきますので、
是非よければ足をお運び下さい。

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