2012年4月23日月曜日

岸和田の生産者、尾﨑幸弘さん訪問

現在、大阪愛農のいろんな生産者さんを取材しているのですが、
今回は大阪府岸和田の生産者・尾﨑幸弘さんをお訪ねしました。


尾﨑幸弘さんと奥様の照美さん。
本当に仲の良いお二人です。


岸和田の幹線道路から少し入ったところにある
尾﨑さんのご自宅の敷地内にある圃場。
とても住宅地の中とは思えないほど緑が溢れていました。


こちらのハウス内には先日植えたばかりのいちごが並んでいました。


こちらは実えんどう。すくすくと育っているとのこと。


尾﨑さんの畑には3箇所ほど井戸があり、昔からここの水を使っているそうです。
畑が市街地にあるため、周辺の川などの水は汚れており、
そのため昔からこの井戸の水を使われているそうです。
尾﨑さん曰く「岸和田は昔、和泉国と言われてただけあって、水が綺麗で豊富やで!」


圃場の所々に、昨年植えた作物の種などが残っていたのか、
小さな命が息吹いています。(ちなみにこちらはアスパラガスです)

尾﨑さんは種の採取にもこだわっており、
愛農学園の創始者・小谷先生の弟子である
尾﨑さんのお父様が実践していた自然農法の考えに基づき、
お父様の意志を受け継いでいるそうです。


そしてこちらがトマトの圃場。
この竹組みの方法も尾﨑さんのお父様からの直伝だそうです。


たわわに実ったトマト。もうすぐ食べ時です。


ひとつひとつ丁寧に作業をする尾﨑さん。
こういった努力が農作物に反映し、
美味しくて安心できる野菜を生み出していくのです。


またお写真はありませんが、現在はこの畑を尾﨑さんご夫婦と
尾﨑さんの弟・隆さんの3人で作業を行っています。

隆さんは小さい時に大病を患い、聴覚が不自由になったそうです。
しかしそんなハンデにも負けずに学校を卒業後、会社に就職をされ、
仕事に携わっていたのですが、いろいろな問題があったため
現在は尾﨑さんと一緒に農作業に汗を流しているとのことです。

尾﨑さんは学生時代に福祉関係の勉強をし、
身体障害者のカウンセリングなども行っていたこともあり、
障害者が抱える問題の一つとして、障害者が働きやすい社会とは?
という事を考えると、農業が一番適しているのでは、と思っているそうです。

農業は頑張った分だけ作物が応えてくれる。
だからハンディキャップなど気にせずに働ける環境であり、
そこで作った農作物がみんなの口に入ることで
社会とのつながりや貢献などを感じられるとてもよい職業だと
考えているそうです。

尾﨑さんのお話をお伺いして、農業という職業に誇りを持ち
人にとって安心安全な野菜を作り続けた尾﨑さんのお父様の
意志を受け継いで、今尚走り続ける尾﨑さんの姿に感動すら覚えました。



やはり最後は大好きな奥様との2ショット。
奥様との馴れ初めのお話もお伺いしましたが、それはまた別の機会に。


【今日のおまけ】

今回訪れた尾﨑さんご夫婦は本当に多趣味で
現在もご夫婦でコーラスに通ったり、自宅にある卓球台で卓球を楽しんでいます。


また昔はよく大阪愛農の会員様が訪れることが多かったそうで、
昔のように気軽に遊びに来てくださいとのことでした。

一度各地の生産者さんを訪れるツアーなども計画してみたいと思います。

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